うたばん「クイズ!これって一体なんのモンダイ!?」

前回人気の高かった?「クイズ!これって一体なんのモンダイ!?」の企画見て。今回のオチに任命されたのは、小川さんと道重さんでした。小川さんは何度がオチとして任命されていましたが、道重さんは初めてなんじゃないかな。

番組上、保田さんの卒業後に誰かにオチのポジションを継いで貰う必要がありました。それで、白羽の矢が立ったのが小川さん。第二の保田さんを期待していたんでしょう。しかし、保田さんには保田さんのキャラクターがあり、そこから滲み出る可笑しさがからのオチに繋がる魅力が備わっている。対して、小川さんの可笑しさって保田さんの可笑しさと別のベクトルに向いているのです。
うたばんにおける保田さんの可笑しさってのは、番組内で可愛くない(私は美人さんだと思ってます。)とされる保田さんに可愛い仕草を強要して、可愛い仕草をさせた結果、それに対してツッコミを入れる。この一連の流れが起因となり笑いとして確立しておりました。

貴さん 「保田ぁ〜。『チュッ』ってやってみ。」
圭ちゃん「イヤですよ〜。」
貴さん 「いいから、やれって!」
圭ちゃん「え〜。じゃあ、一回だけですよ。」
    「チュッ。」
全員  「オエ〜。」(笑)
圭ちゃん「やれって言ったから、やったんじゃないですか〜。」

こんな流れが定番だったかな。

対して、小川さんの持っている笑いってリアクションで出てくる言葉選びの面白さだと私は思うんです。本人が意識して言葉選びをしているとは思いませんが、咄嗟に出てくるアイドルらしからぬ言動が可笑しみを笑いに消化している。
それは「ほえ?」だったり「いやいや」って言いながらオバさん臭い動きをする所だったり。こういった可笑しさを引き出すのって番組演出として難しいのか、少なくともうたばんでは魅力を発揮できていないと感じます。かと言って、小川さんも狙って自分のキャラクターを出せるほどの強さは持っていないのです。(アウェーでは特に)もう少し、前に出る力を持って結果を残せれば信頼関係に繋がり小川さんがいればオチる。と安心感を与え自然と小川さんにふられる回数も増えるでしょう。
今回の放送では、小川さんに続くオチの候補として道重さんが登場しました。道重さんは全く違ったジャンルの可笑しさがあるんですよね。可愛い顔をして突拍子のない回答をする。「この子の脳内どうなってるの?」的な可笑しさなんです。
正解が出た後、最後のオチとして道重さんを指しているのに「自信があるんですよ〜」と言っちゃったり、回答を「株」と勘違いし、脳内にて「株=お札」と勝手に決めつけ、横から見た札束を書いてしまったり。しかも札束に見えないし。うたばんが要求していた以上の結果が残せたんじゃないかな。道重さんって、もしかしたら狙って笑いを獲っているかもって思える部分もあってちょっと怖かったり。
おそらく、次回うたばんに出たときも道重さんに白刃の矢が立つと思います。小川さんは番組の求めているポジションと自分のキャラクターに若干のズレがありますが、小川さんのキャラクターは愛すべき可笑しさを持っていると思ってますので、うたばんに自分が染まるのではなく、自分にうたばんを染めるぐらいの気持ちで、がんばって挑んで欲しいのです。