辻加護エンターテインメント

決算業務やらなんやらで、気付いてみたら半月以上も休みなく働いておりました。半月以上も働き詰めると精神的にも良くないだろうと、今日は早めに仕事を切り上げキャラ&メルを観にサンシャイン劇場へ。



比較的、私はサンシャイン劇場で芝居を見ることが多いんですけど、今日のサンシャイン劇場はいつもと違う客層でした。なにしろ、大人(男性)が多い。「ココ本当にサンシャイン劇場だよね。」と、会場前で眠たい目を擦っておりました。芝居って基本的に女性人口が多いですからね。それにしても子供のお客さんが少ないなと思ったら、始業式始まってる学校が多いんですよね。



で、手短にネタバレなしの感想を。おはスタ企画だけあって、小難しくなく感性だけで十分楽しめるエンターテインメントでした。ミュージカルというか、辻加護エンターテイメントって感じ。



アドリブは当たり前の世界なんです。というか、アドリブも一種の見せ場になっております。



アドリブが出来るのは余裕がある証拠だと思います。余裕が出てくるレベルに達するまでには、セリフ回しや立ち位置など完璧に把握し、体に染み付ける必要があります。その上で精神的余裕を持ち、アドリブが使えるようになります。しかし辻さん加護さんが把握し体に染み付けているかっていうと、NOだと思います。



なのにアドリブが出来るのです。そもそも、辻さんと加護さんの場合、逆なんですよね。アドリブが出来るからこそ、セリフ回しや立ち居地など忘れても間違えてもOKなんです。全部アドリブでカバーしちゃう。



ミスをアドリブで即座に笑いに変えてしまえる才能があるのです。もし自分がミスをしてもアドリブでフォローしてくれるという二人には信頼感もあり、スタッフもしそんな二人を信頼している。そんな形が、ミュージカルの根底にあるような気がします。その上で、客である私たちも二人のアドリブを楽しむ事が出来るのです。



始めてですよ。こんなアドリブの多いミュージカル。ですから、ミュージカルではなく、辻加護エンターテイメントなのだと思うのです。